高齢者の便秘の看護計画とは?高齢者の便秘対策について
2016/07/28

高齢者の便秘の看護計画とはいったいどのようなものなのでしょうか?
食事に気をつけることはできても、なかなか運動は難しいものがあるかもしれません。
そんな高齢者に対する便秘の対処方法とは?
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このページの目次
高齢者の便秘の看護計画方法について
高齢者になると、腸の機能も低下してきますから一般的に便秘の人が多いです。
殆どの患者さんが整腸剤や緩下剤、下剤を内服し排便コントロールをしています。普通に日常生活をしている私たちの場合には、生活習慣や食生活を見直すことで便秘の改善ができる場合もあります。健康ですから食材や食事内容をコントロールすることもできます。
軽運動などをして腸の運動を促進させることができる場合もあります。
しかし病院で寝ている患者さんにとっては、内服薬が便秘の改善には最も適したものになっていることが多いです。
引用元-便秘の看護計画 | 退職まぢかの看護師のブログ
■便秘の観察計画(OーP)
①水分、食事摂取量。
②腹部膨隆や膨満の有無、排ガスの有無、腹鳴の有無。
③排便の周期、便の性状、量。
④運動量。
■便秘のケア計画(TーP)
①禁忌でなければ水分を多めにとる。
②起床時や朝食の30分前に水をコップ1杯飲むように勧める。
③排便する時刻を同じにする(朝食後)、定時トイレ誘導。
④肛門部に硬便がある時は摘便施行。
⑤歩行を勧める。
⑥歩行禁の場合はベッドに横になるか椅子に座って、片足づつ膝を胸まで上げる運動を行う。また腰をひねる運動を行う。
⑦食事内容の工夫(乳製品の提供)
⑧排便時の疼痛を和らげるために肛門に潤滑油を塗布する。
⑨指示の下剤や浣腸を施行する。
⑩下腹部のマッサージ施行。
引用元-便秘の看護計画 | 退職まぢかの看護師のブログ
高齢者の便秘は看護計画にとても重要!
便秘の種類
急性
1)一過性単純性便秘
食事量減少や水分不足など、一時的に起こる。2)症候性(器質性)便秘
何らかの病気のために突然便秘になる慢性
1)常習性(機能性)便秘
腸の動き自体弱くなっていたり、逆に過敏になってしまったため起こる便秘①弛緩性便秘:便が硬い
運動不足や食生活の方よりから起こる。
便を押し出す力が十分でない
便が大腸にしばらくとどまるため水分が吸収されすぎて便が硬くなってしまう②習慣性(直腸性)便秘:便が太くて硬い
直腸の動きが鈍くなったため起こる。便意が起こりにくくなる。
高齢になると直腸が太くなるため、大腸で水分が過吸収された便が蓄積する③痙攣性便秘:コロコロ便
自律神経のアンバランスから起こる。直腸までの便の流れが障害される
大腸での水分吸収が増大し、収縮が強いため便が小さくて硬い、または、細くて短い2)症候性(器質性)便秘
何らかの病気のために徐々に進行した便秘
パーキンソン病、脳血管障害、精神障害など高齢者の急性の便秘は、食事量や水分摂取量の低下による一過性のものが多く見られます 一方、慢性の便秘は、運動不足や筋緊張の低下から弛緩性便秘が比較的多く見られます。
引用元-便秘の老年看護計画・看護過程の特徴や展開 | 看護ハッピーQOL
高齢者の便秘で看護計画するなら病気に合わせて
便秘予防
肝硬変と診断された時点、合併症である肝性脳症となっている状態では必須となります。
ラクツロースなどの下剤を確実に服用してもらうことが大事です。
基本的には毎日排便が望ましく、便秘が続いてしまうと、血中アンモニア濃度が上昇します。一般的には、アンモニア濃度が上昇したからすぐに肝性脳症になるものではありませんが、高いアンモニア濃度を持続すると発症するので、毎日排便を基本にすることが大事になります。
臨床経験上では、肝予備能力がギリギリな患者さんの場合では、1日排便がないだけでも翌日言動や行動がおかしくなっていた患者さんもおり、浣腸を行った後に意識レベルの改善が見られた事例もあります。
なので、基本的には毎日の排便が重要となります。症状悪化予防には必須の看護であり、患者教育となります。
引用元-肝性脳症の看護計画、各段階における看護師の役割とは
高齢者の便秘を運動で解消するのは難しい
加齢にともない、便秘に悩む高齢者は多くなります。
その原因は、消化器系の技能的・器質的な病気によることよりも、食習慣(食事量の減少や食物繊維摂取の減少など)、服用する薬の増加、運動不足など個人レベルでコントロール可能なものがほとんどです。便秘の解消のためには、正確な原因の究明・アセスメントが必要ですが、今回は、年をとるにつれて活動量が少なくなり、筋力低下や不良姿勢が原因で生じている便秘に注目し、運動による便秘解消法を検討しました。
腹筋の力が弱かったり、猫背であったりすると、大腸は下がり気味になり、狭い腹腔に押し込められてしまうので蠕動運動も起こりにくくなります。
その結果、適度な硬さの便が形成されにくくなります。
また、出口(直腸)までたどり着いて滞っている便を押し出すには、「いきむ」ことが必要ですが、腹筋の低下によって十分な圧がかけられなくなります。
そこで、腹筋の強化と不良姿勢の解消が必要になってきます。「便秘解消のためには運動を取り入れるべき」ということが施設でもよく言われますが、その内容は、腹筋運動(仰向けになり、上体を起こす)や散歩などを指すことが多いと思います。
しかし、実際に施設に入所されている便秘に悩む高齢者には、ベッド上での生活を余儀なくされている(いわゆる寝たきり)の方から、歩行可能なADLを備える方まで、かなりの幅があります。
そこで、腹筋や散歩などの運動を導入しても、うまく実施できず挫折しているケースも見受けられます。
ベッド上での生活を余儀なくされている方に、腹筋運動といっても無理があります。体力の低い高齢者には、その人の体力に見合った運動が必要です。
引用元-排便体操の有効性|高齢者のための排便体操|排便ケアの実践|排便ケア|排泄ケア 実践編 |排泄ケアナビ
高齢者の看護での便秘対策について
緩下剤の選択
どのような緩下剤が適しているか判断する。
下剤には、①水分を多く含むことでやわらかくし、腸内容量もふやして腸の蠕動運動を促す機械的下痢と、②腸壁を刺激して腸運動をたかめて排便を促す刺激性下痢、③そのほか副交感神経を刺激して排便を促すものとがある。
下剤の服用時には水分を多くとるようにすることもたいせつである。浣腸や座薬
緩下剤のほかに、浣腸や座薬を使用して排便をはかる方法もある。
摘便
宿便状態のときに下剤を服用すると、腸管を強く刺激して蠕動運動をたかめるものの、便は閉塞状態でなかなか排出されないため、痛みが強くてたいへん苦しむこととなる。
宿便のときはまず、直腸内の硬便を摘出するための処置として摘便をし、そのうえで必要に応じて他の処置を行う。
①摘便は、指で便を出すというよりも、大きな塊を砕いて小さくして肛門から出しやすくなるように援助することである。
②排便反射や腹圧を利用して、自分自身で排出できるように援助することがたいせつである。
引用元-高齢者に多い健康障害とその予防・看護について④便秘 No:61
ツイッターでのつぶやきや口コミ
【弛緩性便秘の原因】弛緩性便秘は筋力の低下により腸の動きが弱まって起きる便秘。弛緩性便秘は筋力が衰えている高齢者や筋力の弱い女性に多くみられます。また、女性の中でも出産を経験した女性に特に多くみられる便秘です。
— 便秘とサヨナラ (@benpi_byebye_) July 5, 2016
続)高齢者施設では、便秘の人に気軽に処方されていますが、このような副作用があることを知らない医師やスタッフが多い」たかが下剤と思って飲み続けていると、知らないうちに認知症が進行しているかもしれないのだ。(ry
— ⭐️naナmi ☯意識遠い系 HSsM♡ (@nanachin1974) July 5, 2016
高齢者の生理的な特徴の主なものは次の通りです。
① 廃用症候群になりやすい
② 脱水症になりやすい
③ 低栄養になりやすい
④ 便秘になりやすい
⑤ 加齢に伴う疾患や慢性疾患を持っていることが多い
⑥ 認知機能が低下しやすい
⑦美勇伝— 152連でイリヤでたおぢさん (@Oshow23) July 3, 2016
じぃのトイレ回数が100回近くなった今日。夕方、総合病院で診察したら「老人性の便秘」だった。毎日出ていてもそんな事になる年寄りのカラダ。認知症とはいえ、朝から座椅子にも座らず数分に1度のトイレ。下手なスクワットより筋力いるのによく平気だな。看てる方がダウンぎみの今夜。
— やなぎ (@yanagi_zen) June 30, 2016
そもそもなぜ年寄りが便秘みたいにカネを溜め込むのかというと公共の老人介護があまりにも貧弱すぎて民間や身内に頼らざるをえないのが大きいと思うが
— ひよこ13 (@hiyoko13_tms) June 29, 2016
高熱で入院していた母が予定を早めて退院。せん妄でわけのわからない事を口走る、前2回と同じで看護師が手を焼いたせいで退院を早めたなと直ぐ解る。おまけに便秘状態、病院も人手不足で手が掛かるのは解るがこちらも24時間、365日在宅介護で体力、神経をすり減らしている。
— 英一 (@seiichi00023148) July 7, 2016
お腹痛くて脂汗かいてたんだけど介護やってるママ友に たぶん便秘だから寝てないでトイレ座ってじっとしてな って言われてその通りにしてたら全部出て痛みがひいた。
— ななーん (@nanananana1121) July 4, 2016
湿度が高いが久々の青空!
在宅4日目だが、今の所スッキリ状態。腰の鈍痛が続いいるが、それよりも便秘が心配。気張る力が無くなってきているので、座薬が必要になっている。
センナか座薬かは、使用してみてから判断しよう・・・#介護— MONTA (@MONTA02421546) July 1, 2016
@Room_892 …とりあえずうちの特養のナースは排泄介助はほぼなくて、利用者さんの様々な処置、投薬準備(メマリーや便秘薬の投薬判断も)、あとは経栄みながら食介したり…って感じですかねぇ…とこっそり(こっそりじゃない)。制服は介護職員と同じということで察してください笑。
— ヒロタ (@hiro_hirota) June 29, 2016